離乳頭数を増やすこと。もっと言えば、西伯農場にいる3,000頭の母豚の生産性を最大にすること。これが繁殖農場のめざすところです。そのために必要なのが人材の育成。繁殖という仕事には、分娩率や一母豚当たりの離乳頭数など、さまざまな数字の指標があります。この数字をもとに現状を把握。数字が良くなったり悪くなったりすれば、その原因や要因を分析。仮説から今後採るべき具体策を考えて実行に移す。
飼育の現場で豚の生産性を高められるスタッフを育てていくことが重要になってくるんです。だからこそ、積極的に現場を任せ、各自の裁量で仕事をしてもらいたいと考えています。
もちろん相手は失敗の許されない生き物。それ相応の判断力がない人には任せられません。ただ、一旦任せた仕事の成果は数字になって現れてくるからきちんと評価ができる。仕事の成果に応えられてこそ、長く働ける職場だと思いますから。

ウチの会社をもっともっと大きくしていきたいと思いますね。足りないことはたくさんあるけど、私を含めて全員が成長していくことで、現場の判断で会社を運営していけるような組織になっていくことが大切なんじゃないかと最近は考えています。